ケーブル保護用鋼管および附属品

私たちの生活に欠くことのできない電気。電線管は電線やケーブルの保護に重要な役割を担っています。

ケーブル保護用鋼管および
ノーマルベンドA形

以下にケーブル保護用鋼管・ノーマルベンドA形の特徴についてまとめました。

耐食性に優れている

ケーブル保護用鋼管は、内外面溶融亜鉛めっき(どぶ漬けめっき)仕上げであり、亜鉛付着量が非常に多い(平均300g/m2以上)ことから、一般環境下の屋内配管はもちろん、屋外配管材としても長期の耐用年数が期待できます。また、両端のねじがないので、ねじ部を錆止め補修する必要がありません。

施工性が良い

ねじなしカップリングを使用することにより、ねじ切り加工をすることなく、簡単に接続できます。また、ねじなしコネクターを使用すれば、ボックスへのねじ込み接続も可能です。ノーマルベンドA形を使用すれば、狭い場所でも送りねじを切ることなく施工できます。

サイズが豊富

マルイチケーブル保護用鋼管では、E104を超える大径サイズとしてE125(139.8mm)までサイズを用意しております。これは、SGP125Aに比べ約25%軽量(厚さ3.5mm)で、長さも電線管と同じ3,660mmとしているので、施工性に優れています。また、管内面もケーブル保護用として通線をスムーズに行えるよう処理を施しており、安心してご利用いただけます。

防水型カップリング・コネクター・
コンビネーションカップリング

以下に防水型カップリング・コネクター・コンビネーションカップリングの特徴についてまとめました。

耐食性に優れている

本体は、亜鉛合金ダイキャスト製であり、赤錆の発生はありません。また、止めビスはステンレス製、ゴムパッキンには耐オゾン性・耐候性に優れたエチレンプロピレンゴムを使用しております。

耐水性がある

接続部は耐水構造となっており、水の自然的浸入を防ぎます。また、JIS C 0920に規定するIPX5(耐水形)の耐水試験をクリアしています。

ボンディングが不要

止めねじの先端でしっかりとパイプに締め付けることにより、電気的にも確実に接続されますので、別途ボンディングは不要です(電気抵抗値:0.001Ω以下)。

ねじ付き電線管も使用可能

本体は、ねじ付き電線管を挿入しても、ねじ部が表に出ないよう設計されております。この場合、ねじなし管に比べ、接続部の管強度が若干低下いたしますのでご注意ください。

2種可とう管のビニール被覆除去不要

コンビネーションカップリングの2種可とう管側は、管の内側にスリープをねじ込みますので、管表面のビニール被覆を除去せず接続できます。101-E92、101-E104はビニール被覆の除去が必要です。

安心して使用できる

JIS C 8330のねじ無しカップリング・コネクターと同等基準で製造されておりますので、安心してご利用いただけます。

防水パッキン

厚鋼サイズは黒色、薄鋼サイズは灰色で区別します。

ご注意

厚鋼サイズのねじなし附属品は、JISの規格がありませんので、ケーブル工事用としてご使用ください。

施工上の注意点
  • 1
    管をカップリング・コネクターに挿入する際、必ずシリコーン滑走剤を電線管端部に噴霧してください。摩擦抵抗が少なく瞬時に挿入できます。
  • 2
    管をカップリング本体端部の矢印側(⇒)から挿入すると、送り配管が可能です。無印側から挿入すると、中央部でストップします。
  • 3
    締付ボルトは、トルクレンチ使用の場合は、16mm~42mmは7N-m、54mm~104mmは10N-m、125mm以上は15N-mの荷重とします。六角レンチ使用の場合は、ゴムパッキンが押し込まれるまで締め付けて下さい。
  • 4
    70mm以上のカップリングについては、本体の中に防水ゴムがありますので、締め付けボルトで管を仮固定し、次に外側のリングをスパナなどで締め付け、最後に締め付けボルトを完全に締め込み、固定してください。
  • 管を差し込む
    管を差し込む
  • 締める
    締め付けナットを
    締める
  • 本締めする
    レンチなどで
    本締めする
  • 締め付けボルトで固定する
    締め付けボルトで
    固定する