トップメッセージ
「MARUICHI 2030 VISION」で掲げた目標の達成を目指し、
ステークホルダーの皆様と共に進んでまいります
代表取締役会⻑兼CEO
鈴⽊ 博之
当社は1948年の設立以来、鋼管の製造・販売を通じて社会に貢献してまいりました。「パイプのリーディングカンパニーとして、優れた製品を供給し顧客の信頼に応えることにより、社会に貢献することを使命とする」という経営理念のもと、企業価値の向上に取り組んでいます。
当社の歩は大きく三つのフェーズに分けられます。
第一フェーズは、設立から1990年までの国内事業の成長拡大期です。日本国内の旺盛な内需拡大に対応し、当社は需要地に生産拠点を次々に立ち上げる(需要地生産体制)とともに、全国に丸一鋼販も含めた販売網を整備し、業界No.1の地位を確立しました。
第二フェーズは、2000年から2020年にかけての海外展開期です。少子高齢化や自動車生産の海外移転等で国内需要が減少するなか、市場の成長が期待できるアジアや北米を中心にグローバル展開を進め、現地で高品質な製品をタイムリーに提供することで、最大の価値をお客様に提供しました。

第三フェーズは、将来を見据えた事業領域拡大期です。2020年にコベルコ鋼管株式会社(現・丸一ステンレス鋼管)の株式を100%取得し、新たにステンレスシームレス鋼管事業に参入しました。ステンレスシームレス鋼管はその耐熱性・耐食性等の特性ゆえ、情報通信をはじめ様々な社会基盤を支える半導体産業や、水素をはじめとする脱炭素社会を支える幅広い分野に潜在的マーケットを有しています。この新規事業分野での成長戦略を描き、企業価値の向上につなげることが現在のミッションです。
これまで培ってきた「変化に対応する柔軟性」を最大の強みとして、急激に変化する国内外の事業環境に対応しながら、さらなる成長を目指してまいります。