MARUICHI丸一鋼管株式会社

CHALLENGE MARUICHI × HUNDRED
  • #鋼管杭
  • #屋根
  • #照明柱・設備柱

2025年日本国際博覧会協会で
挑戦を続ける丸一社員たち

2025年大阪・関西万博開幕に向けた準備が本格的に動き始めた2023年4月より、丸一鋼管から2名の社員が日本国際博覧会協会に出向し、活躍しています。
彼らがどのようなミッションに挑み、日々何を想っているのか、本音で語ってもらいました。

Interview member

H.R

2009年入社 情報システム

ICT局ICT部ICTシステム課
プロジェクト管理担当
原課支援グループ

H.R

K.M

2016年入社 設計

整備局 会場整備部 建築1課

K.M

まずは自己紹介をお願いします。

H.R

出向前は、本社IT推進室で社内ネットワーク工事や基幹業務システムの設計開発などを担当していました。出向後は、ICTシステム課 原課支援グループに所属しています。この部署は博覧会協会の各課で調達する数百件のICTシステム導入案件に対して、課題や進捗の管理を行い、導入において技術支援を実施するチームです。その中でも私が主に担当しているのは、万博の顔である公式 WEBサイト、会場内デジタルサイネージ、総合コンタクトセンターなど、主に来場者とのコミュニケーションツールのシステム基盤構築です。

オフィス(大阪府咲州庁舎45階)からは万博会場が見渡せる

オフィス(大阪府咲州庁舎45階)からは万博会場が見渡せる

K.M

出向前は、道路照明や信号のポールなど、道路関連の鋼構造物を扱う特品事業部で設計を担当していました。入社してすぐは照明柱をメインに、その後は情報板柱や標識柱の設計も行うようになりました。
出向後は、万博会場全体を作り上げる会場整備部で働いています。私が携わっているのは、舗装や植栽などの景観を手掛けるランドスケープ工事、テーブルやベンチなどを設置する屋外ファニチャー工事、道案内の地図や看板を設置するサイン工事です。これらの工事のスタート地点は、まずプロデューサーの想い・アイデアです。それがデザイナーや設計者の手によって図面に反映され、私はその図面をもとにゼネコンとの細かい調整を行いながらブラッシュアップし、設置工事を発注、無事に現地に設置されるまでの過程を担っています。

K.M

2022年の秋に出向が決まった、当時の気持ちは?

H.R

初めて出向の話を経営層から聞いたときは、一瞬何の話をしているのか理解が追いつきませんでした。万博については、誘致の段階から当社が応援していることは知っていましたが、社員がこのような組織に出向するという話は聞いたことがなく、とても驚きました。
ちょうど同時期に社内の基幹システムを刷新する大型プロジェクトが始動していたため、思い入れや未練も感じましたが、気分を切り替えて万博を楽しもう!という気持ちで臨みました。出向に際して経営層からは「丸一の経験を活かして万博に貢献し、新たな人脈や知見を得て帰ってきて欲しい」という言葉をいただき、自分自身もそうありたいと考えています。

K.M

私も初めに聞いたときは非常に驚きましたが、同時に仕事内容が全くわからない状態で行くことに不安を覚えました。当時、社業ではいっそう仕事の幅を広げ、デザインに富んだ提案ができるようにと、半年間かけて3DCADを習得したところだったので、その挑戦が一旦ストップしてしまうのは少し残念な気もしましたが、自分が選ばれ、新しいことに挑戦できる機会をいただけたことはとても嬉しかったですし、2~3年外に出てみるのも面白いかなと、次第に前向きに捉えることができるようになりました。
万博開催が半年後に迫り、会場への納入が始まっているため、設計者やゼネコンの担当者と一緒に現地で実物を見て確認する仕事も増えてきました。最近では毎週万博会場に足を運んでいます。

H.R

H.R
モチベーショングラフ

H.Rのモチベーショングラフ
K.M

K.M
モチベーショングラフ

K.Mのモチベーショングラフ

博覧会協会での仕事を通じて得た、新しい経験や学びは?

H.R

丸一のシステムと万博のシステムではターゲット、調達プロセス、要求水準が全く異なります。数百万以上の個人に向けたサービスを、公募型プロポーザルや競争入札で選定した初見の事業者と、コンプライアンスを遵守しながら、国際博にふさわしい品質に仕上げることは容易ではありません。
また、周りの職員の皆さんの技術的なレベルが高く、着任当初はまさに「井の中の蛙が大海を知った」気分でした。未経験の技術を学び、それぞれの専門家の皆さんと交わることは、とても新鮮な体験です。知識をキャッチアップしながら、できるだけ担当部署に寄り添った仕事を心がけています。
嬉しかったのは上司からの評価です。「何かあれば担当部署に行き、課題や相談を聞き、共に考え、答えを探す姿勢」や「事業者と粘り強く交渉し、創意工夫でゴールを目指す姿勢」を高く評価していただきました。このような仕事のスタンスは、これまで丸一で鍛えられたおかげで身についたものだと思います。

K.M

私が一緒に働いている皆さんは建築系からの出向者で、一級建築士などの資格保持者がほとんどです。出向後すぐは、知らない言葉が飛び交い、頭の中がショート寸前でした。今でも知識が足りないと感じる場面はありますが、その分、新しい学びや発見の連続です。日々、丸一の製品とは異なるデザインや設計に触れることで、知識の幅が広がりました。
また、出向前の仕事では接する人がある程度限られていましたが、出向後は業務を進める中で関わる人が圧倒的に増え、メールの文章や言葉遣いに対して以前よりも意識を高く持つようになりました。現在メインとしている調整業務では、さまざまな人の要望を聞きつつ、みんながバランスよくハッピーになれる案を提案することが大切だと感じています。これは、丸一の職場に戻った際にも活かせることだと思います。

丸一鋼管とは全く異なる環境で挑戦を続けるお二人。お話からその苦労が窺えましたが、その分大きなやりがいを感じている様子が伝わってきました。また、当社の社員がこのような国際的大型イベントの一端を担っていることに誇りを感じました。多くの人々の努力によって創り上げられる2025年大阪・関西万博。その想いがたくさん詰まった空間を肌で感じられる日が待ち遠しいです。

©Expo 2025

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