丸一技術
温間スピニング加工
温間スピニング加工とは?
加熱した鋼管を回転する成形ロールで縮径加工することにより目的のテーパー鋼管を製造する、高度で精密な加工技術です。この加工法により、さまざまな形状のテーパー鋼管の製造が可能です。

デザイン展開
1テーパー率の変更(1/100、1/75、1/50等)
テーパー率を1/10~1/200の間で自由に設定できます。

2ストレート部+テーパー部(逆も加工可能)
1本のテーパー管の中で、ストレート部+テーパー部の加工が可能です。

3異径複合
複数のテーパー率の設定ができ、自由なデザインが可能です。

ミラクルテーパーポール
加熱した鋼管を回転する成形ロールで縮径加工することにより目的のテーパー鋼管を製造する、高度で精密な加工技術です。この加工法により、さまざまな形状のテーパー鋼管の製造が可能です。
不思議なシェイプ
「ミラクルテーパーポール」の最大の特長は、従来の四角形・六角形のテーパーポールと違い、ストレート部が四角形・六角形なのに、その上のテーパー部断面は丸のままな点です。このため、角から丸に変化する独特のシェイプが生まれました。まるで鉛筆のようにエッジの効いた不思議(ミラクル)なシェイプです。
親しみやすく新しいデザイン
印象的な三角模様は「だんだら模様」と呼ばれ、古くから親しまれてきました。「赤穂浪士の火消半纏」や「新撰組の隊服」でドラマや映画でもおなじみの模様で、その風合いは“和モダン“として今なお斬新です。灯篭風な灯具と組み合わせれば、和風な公園・庭園に好適です。また、メタリック系の塗装を施すと、そのシルエットはより引き立ち、最新型のLEDデザイン灯具との相性も良いため、駅前広場や歩道照明にもおすすめです。

3種類の形状
ストレートテーパーポール
従来のテーパーポールは、下から上まで同率のテーパーのため、安定器等を収納すると極端に首の太いポールとなりましたが、下側1.5~2mをストレートにすることで、この問題を解決しました。
さらにミラクルな変化を遂げました
こうしてできたストレートテーパーポールを用いて、従来の角テーパーポールとは異なる、角から丸に変化する「ミラクルテーパーポール」が誕生しました。丸から四角に成形するため、R部が滑らかで流麗かつ構造的にも優れています。
3種類の形状
ミラクルテーパーポールは四角と六角の二種類。標準品は六角が対辺150mm、四角が対辺135mmです。もちろん特殊オーダーのご相談も承ります。さらに丸型を加え、丸、四角、六角の3種類からお選びいただけます。

ミラクルテーパーポール標準サイズ表

ハイパー開口部
NETIS登録No.KK-11025-A
2008年に「道路照明施設設置基準・同解説」、「道路・トンネル照明器材仕様書」が改定され、橋梁・高架部に設置される照明柱には、耐振動対策として応力集中を緩和した構造を、必要に応じて採用することが規定されました。
当初から応力集中を緩和した開口部の開発が望まれていましたが、丸一鋼管ではこの製品実用化に成功しました。

ハイパーベース(UB・HB)
NETIS登録No. KK-050118-A

ハイパーベースHB
既設アンカーボルトを利用できるため、建て替え工事に最適なデザイン。高架道路および橋梁に設置する振動対策用に適しています。

ハイパーベースUB
土工部歩道上の設置に適しています。アンカーボルトやベースリブなどの突起物がなく、景観やバリア・フリーを考慮したユニバーサル・デザインです。
柱脚部比較表
左右にスクロールできます
比較項目 | 建電協標準型リブ付き ベース |
ハイパーベース (HB・UB) |
ハイパーベースSP (HBsp) |
ダブルベース (DB) |
マルイチリブ | |
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形状図 |
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形状の概要 | 支柱とベースプレートに複数枚のリブプレートを取り付けた構造。 | 支柱はベースプレートに落とし込み、溶接部は両面隅肉溶接構造。ベースプレートの板厚は、従来型より増厚で、アンカーボルト孔周辺のみザグリ加工(既存ベースと合致可能)。 | 支柱下部は内装管を圧入した二重管構造。 その他は、ハイパーベースと同様。 |
従来型のリブ上端部に、ダイアフラムプレートを配置した構造。 | 従来型のリブ上端部に、鋼管を取り付けた構造。 | |
適用範囲 | 照明柱・標識柱、柱状構造物。 | 照明柱、多目的柱等。露出を前提とし、景観を重視する構造物。 | 照明柱、多目的柱等。露出を前提とし、景観を重視する構造物。また、高架道路や橋梁など交通振動が大きい場所への適用が有効。 | 照明柱・標識柱、柱状構造物。 | 照明柱・標識柱、柱状構造物。 | |
外観 | リブプレートがあり、歩行者の進行の妨げになる。 | ベース表面に余分な突起がなく、シンプルで歩行者の妨げになりにくい。また、景観やバリアフリーを考慮した設計が可能。 | ベース表面に余分な突起がなく、シンプルで歩行者の妨げになりにくい。また、アンカーが露出している高架道路等への設置に適している。 | リブ先端に、円形のダイアフラムプレートはあるが、リブプレートが外観をそこねる。 | リブプレートがあり、歩行者の進行の妨げになる。 | |
地際部の耐食性 | ゴミ・凍結防止剤などがたまりやすく、腐食の原因となる。 | リブが無いため、堆積物に起因する腐食が起こりにくい。 | リブが無いため、堆積物に起因する腐食が起こりにくい。 | ゴミ・凍結防止剤などがたまりやすく、腐食の原因となる。 | ゴミ・凍結防止剤などがたまりやすく、腐食の原因となる。 | |
材質 | JIS G3101 SS400 | |||||
応力集中 | リブプレートの溶接止端部に応力集中する。 | 溶接部近傍の応力集中はほとんど発生しない。 | 溶接部近傍の応力集中はほとんど発生しない。 | ダイアフラムプレート溶接部近傍の応力集中はほとんど発生しない。 | リブ上端鋼管溶接部近傍の応力集中はほとんど発生しない。 | |
JSSC疲労強度等級 | G等級 | D等級 | C等級 | C等級 | C等級 | |
溶接部検査 | 隅肉溶接のため、目視又は浸透探傷試験にて溶接ビード表面の確認ができる。 | |||||
施工性 | アンカーボルト締め付け時に工具がリブに接触するため、締め付けにくい。 建柱時にリブを手でつかめるため、微調整がしやすい。 |
リブが無いため、狭い設置空間でもアンカーボルトの締め付けが容易にできる。建柱時にはザグリ加工部分が手でつかめるため、微調整は従来と変わらない。 | リブが無いため、狭い設置空間でもアンカーボルトの締め付けが容易にできる。建柱時にはザグリ加工部分が手でつかめるため、微調整は従来と変わらない。 | アンカーボルト締め付け時に工具がリブに接触するため、締め付けにくい。 建柱時にリブを手でつかめるため、微調整がしやすい。 |
アンカーボルト締め付け時に工具がリブに接触するため、締め付けにくい。 建柱時にリブを手でつかめるため、微調整がしやすい。 |
表面処理
塗装・仕上げ工程


上塗塗装の種類
左右にスクロールできます
名称 | 特長 | |||||
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耐湿性 | 耐薬品性 | 耐候性 | 耐汚染性 | 耐食性 | 色彩保持性 | |
ポリウレタン塗装(標準塗装) | ◯ | ◯ | ◯ | ─ | ─ | ─ |
ステンレスフレーク入塗装 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ─ | ─ |
アクリルシリコン塗装 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ─ | ─ |
ふっ素塗装 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
機能性塗装
落書き・貼紙防止塗装
落書きや貼紙を簡単に除去でき、街の景観を美しく保ちます。

地際防食塗装
水・酸・アルカリに対して優れた性質をもち、犬・猫の尿による腐食や酸性雨等による腐食に対して、優れた防食性を発揮します。

上塗塗装との相性があるため、塗装色が異なる場合もあります。
景観性塗料
石目調塗装
重厚で豪華な自然石調の風合いで、カラーバリエーションも豊富に対応可能です。
